From:黒川 純
@診察室より、、、
数ヶ月ほど前のこと。
CM関節症の患者さんに
テーピングの巻き方を伝授した。
日頃からある程度の制限が
必要だったため、
テーピングを購入していただき
仕事に行く前には伝授したテーピングを
巻いてもらうように指示をしていた。
先日、
その患者さんが
来院された時、
たまたまその日は
テーピングをしたままになっていた。
いつもは施術前に
テーピングを患者さんが取ってしまうので、
患者さんのテーピングを
みることはなった。
とはいえ、
テーピングを伝授したときに
患者さんにも巻いてもらい、
ちゃんとチェックは
していたので安心していた。
でもその時に
患者さんのテーピングをみて唖然とした。
最初私が伝授したテーピングとは
程遠いテーピングだったのだ。
患者さんに聞いてみると、、、
「確かに最近あんまり効いてないような感じがするんよね。」
そりゃそうだ。
見るからに何も制限できてない。
そもそも、
テーピングをクロスさせる
部分があるのだが、
全く違うところで
クロスさせていた。
だから私はもう一度患者さんに
テーピングの方法をお伝えした。
すると…
「先生、全然違うわ!」
どうやら、テーピングを巻くたびに
どんどん崩れていって、
それに伴って段々テーピングが
効かなくなってきたように感じていたとのこと。
ちゃんと伝えた…
ちゃんと確認もした…
でも、何度もしているうちに
我流になってしまう。
もちろん、
我流がダメなわけではない。
それが良い方向に
なればいいのだが、
その患者さんの場合は違った。
これはテーピングに
限ったことではない。
施術方法やマーケティングなど
これまで先生が学んでこられたことも
同様のことがいえる。
「以前は結果が出ていたのに…」
「段々効果が出なくなった…」
そんなことはないだろうか?
もしかしたら、
学んだことをそのまま
再現できてないのかもしれません。
だからそんな時は、
原点に戻るべしです。
そしてその方法論だけでなく
そんな時こそ
もう一度その理論背景を
見直してみてください。
すると、
何か発見できるかも
しれませんよ。
黒川
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