From:黒川 純
@診察室より、、、
突然ですが・・・
先生は「1円玉」って
いくらで作られているか知っていますか?
そう1円玉の製造コスト。
「1円だから1円より安いでしょ」
「いや、1円くらいじゃない」
と、いろいろ思うわけですが、
実は1円玉の製造コストって
【3円】くらいかかるらしいんですね。
ということは、
1円って作れば作るだけ赤字になるんです。
しかも、この「3円」というのは
あくまで製造コスト。
その他の経費を考えると
もっとかかっていると思います。
だから【1円】って
1円以上の価値があるんですね。
ちょっと「1円」のありがたみが
湧いてきたのではないでしょうか?
ちなみに1万円札の製造コストは
どれくらいだと思いますか?
なんと・・・
約22円。
1円玉7、8枚作るコストと
ほぼ一緒ということになります。
でも、当たり前ですが、、、
1円玉には1円の価値しかありません。
1万円札には1万円の価値があります。
もともとお金は物々交換のツールとして
使われていたのが起源とされています。
※最近はその通説が違うかも…と言われています。
これまでの通説で言うと、
同じ価値のある物と物を交換していた。
しかしこれは、
お互いが欲しいものである必要があります。
例えば、私はお肉を持っていて、
Aさんは魚を持っていた。
私は魚が欲しい。
Aさんはお肉が欲しい。
この条件で物々交換は成立します。
でも、私は魚が欲しいけど、
Aさんはお肉が嫌い・・・
となれば物々交換は成立しません。
そこで、私はお肉の代わりに
同じ価値のある石や貝殻を渡す。
Aさんはその石や貝殻を使って
また違う人と物々交換をする。
これがお金の始まりとされています。
このような物々交換って
私の地元の田舎では
いまだにあるんですよね。
例えば、、、
自分の畑でたくさんじゃがいもが
取れたから近所に配る。
すると、そのお礼に
近所の方が野菜や果物をくれる。
ね、これってよくあるでしょ?
あ、あ~話しが脱線したので
元に戻しますね。
え~っと、、、
そうそう、
1円玉には3円の価値があります。
だから1円は大切にしてくださいね。
って終わると、
ちょっと素っ気ないですね。
でも、物の価値って難しいですね。
1円玉は作るのに3円もかかるのに価値は1円。
1万円札は22円で作れるけど価値は1万円。
500円玉なんか30円もかかっている。
じゃこれが目には見えない
私たちのような「施術」というものに
置き換えるとどうでしょうか?
「施術」というものには、
お金のように製造コストはかかりません。
でも、今まで勉強に費やしてきた
時間やお金は計り知れません。
しかし、これをお金という価値に
変換して考えることは難しいですよね。
じゃ、何を基準にして考えると
いいんでしょうね。
といっても、
プライシング(価格設定)を考える際には、
まずはポジショニングが重要です。
ポジショニングが違えば
ターゲットも価値感覚も変わってしまうからです。
そしてそのポジショニングによって
「何を基準にするのか」という「何」が大きく変わります。
逆を言うとプライシングでお悩みの先生は
もしかしたら院のポジショニングが
できていないのかもしれません。
さて、先生はいかがですか?
黒川
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