From:黒川 純
診察室より、、、
「先生、○○整骨院では60分9000円で
とても価値のある施術を提供しているんですよ!」
と、ある方がお話しされました。
確かにボールペンがこの価格だと
「え!」ってなります。
逆に、フェラーリがこの価格だと
「え!?」ってなりますよね。
では、60分9000円の施術は
いかがでしょうか?
本当に価値があると言えるのでしょうか?
今からお話しする内容は、
値上げすることなく
施術の価値を高める方法がわかります。
そして自分の施術が
どれくらいの価値があるのかもわかります。
さて、先ほどお話しした
60分9000円の施術ですが、
その価値を考える際に有効なのは、
1分単価を出すことです。
1分単価とは、
1分当たりの生産性を把握するうえで
とても重要な数字になります。
初めて聞く先生は、
必ずメモを取っておいてくださいね。
1分単価を導く計算は
とってもシンプルです。
【 価格 ÷ 時間(分) = 1分単価 】
これだけです。
では、先ほどの事例を当てはめてみましょう。
価格は9000円
時間は60分
ですから、
9000円÷60分で
応えは150円です。
よって1分当たりの単価は150円となります。
さて、この金額は高いのでしょうか?
安いのでしょうか?
ちなみに10分1500円と同等ですよ。
(これも分単価は150円ですから)
正直、決して高くはないですね。
先生が短時間の施術で、
たくさんの方を救いたいのか
もしくは時間はかかっても
1人の患者さんをしっかり治したいのか
この違いです。
1分当たりの価値は一緒です。
もちろん、
先生の施術スタイルによって変わりますので、
一概にどうこう言えるものではありませんが、
分単価を出すことによって、
今行なっている先生の施術は
どれくらいの価値を患者さんに
提供しているのか
その目安を把握することができます。
では、先生が行っている
施術の分単価も計算してみて下さい。
いくらになったでしょうか?
ここからは一つの目安として
見ていただければいいのですが、
分単価が100~150円は安い。
150~200円は普通。
200円以上は高い。
分単価が安いと患者さんへの価値提供も
低いと考えられます。
逆に分単価が200円を超えるものは、
患者さんに高い価値提供ができている。
そう判断します。
もちろん、その価値に見合った
もしくはそれ以上の施術を
提供することは大前提です。
また、このことを知っていれば、
値上げをすることなく、
価値を最大化することもできます。
そうです。
時間を1分でも減らせばいいのです。
施術の時間を見直すことによって
分単価は上がります。
なにか無駄な時間、
削減しても施術効果の変わらない
アプローチはないでしょうか?
1分短くすることができれば、
どれだけ価値が高まるかも
計算してみるとよくわかります。
先生の施術価値をあげるためにも
あと1分だけ施術時間を
短縮することはできないでしょうか?
黒川
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