離脱患者数が多い院が考えるべきこと

 

From:黒川 純

@診察室より、、、

 

昨日、久しぶりに古本屋に行った。

娘が読みたい本があるらしく、
連れていくことになったのだが、、、

 

実は近所にも古本屋?はある。

 

そう言えば”古本屋”って
最近言わないのかな~。

あ、その近所の古本屋っていうのも
多分知ってると思いますが、
「ブックオフ」ってところです。

 

ブックオフのことって、
”古本屋”って言わないですかね~?

ま、最近は古本だけじゃなくて
いろんな家電も置いているから、
ちょっと違うかもしれませんね。

 

この日は用事があったので、
近くのブックオフじゃなくて
違うところに行ったんですね。

 

少し大きな道沿いにある古本屋。

駐車場は20台くらいしかない。

 

店内に入ると天井ギリギリまである本棚が
右側にずらっと並んでいて、

左側にはフィギュアとかゲームソフトなどが
目線くらいの高さの棚に陳列されていた。

 

娘は嫁と一緒に本を探し始めた。

 

私も本を探そうと右側へ進んだのですが、
初めてきた店ということもあって、

どこに何が置いてあるのか全くわからない。

 

普通なら店内に案内があったり、
それなりにどこにどんなジャンルの本が
置いてあるかわかるようになっている。

 

でもここは本棚にジャンルの
書いたプレートが時々設置してある程度。

 

だから本を探す前に見たい本の
ジャンルを探すところから苦労していた。

 

結局、この本屋には医療系のコーナーとか
マーケティング系の本はあまりなかった。

 

この本屋の大半はマンガだった。。。

 

私はマンガをほぼ読まない。

 

人生38年間で3ページくらいしか
読んだことはない。

学生のころに流行ったジャンプも
一度も買ったことがない。

 

そう、私はマンガは読まない人種だ。

 

それにしてもマンガってすごい量があるんですね。

いや~天井まである本棚が何列あっただろう…。

 

私は見たい本はなかったが、
暇つぶしに子供の近くで
ガーデニングの雑誌を見ていた。

 

パラパラッとみて、
あまりにも面白くなかったので、

すぐに本棚に戻して他の本を探していると、、、

 

ガーデニングの本のすぐ横に
料理系の雑誌、その横にはバンドの雑誌、

さらにその横にはLINE@集客法・・・

 

そう、私が見ていた本棚には
いろんなジャンルの本がバラバラに
並べられていたんですね。

まさか、、、と思って、

娘がみている本棚を確認してみると…

 

やっぱり予想通り!

本棚にある本はバラバラ。

 

そりゃお目当ての本も
見つかるわけがありません。

これじゃそもそも何がどこにあるか
わかるはずもない。

 

娘と嫁は最終的に店員に聞いていたが、
店員もその本がどこにあるかわからず、

結局お目当ての本が
見つかることはなかったんです。

 

店員さんでも本の場所を
把握してないってどう言うことよ!

って思いましたが、、、

 

そんなことを一社員にガーガー言ったところで
何も解決しないのでグッとこらえていました。

 

ちなみに◯巻~◯巻と揃っているマンガは
ちゃんと陳列してあったんですね。

でも雑誌や揃っていないマンガなどは整理されず、
ぐちゃぐちゃに陳列されていたんですね。

 

ここの経営者はマンガが好きなんですかね…?

 

そういえば、自宅の近くにある
ブックオフではそんなことはなかった。

全ての本はちゃんと各ジャンルに分けられ、
陳列されていた。

 

だからガーデニング系の本が見たいと思ったら
ガーデニングのコーナーに行けばいいし、

マーケティング系の本が見たいと思ったら
マーケティングのコーナーに行けばいい。

 

私はこれが普通だと思っていた。

でも、それは普通ではなかったのだ。

 

ジャンル別に分けられて陳列されていることが、
いかに親切なことなのか…

 

私はこの日、考えさせられました。

 

結局こういうのって、、、

”顧客(患者)への想い”っていうのが
反映されていると思うんですね。

 

これは私たちのような小さな院の
経営者も真似すべきことです。

目の前の患者さん、、、

何か困っている様子はありませんか?
何か迷っている様子はありませんか?

これが大きなヒントです。

 

もちろん、様々な症状で困ったり
悩んだりしているわけですが、

ここで考えるべきことは
そういった症状以外のことです。

 

こういった問題が離脱患者数を
増やしているのかもしれません。

 

患者さんが、、、

どこで靴を脱げばいいか迷っていませんか?
どのベットに入るか迷っていませんか?
どうやって問診票を書けばいいか悩んでいませんか?

そうした患者さんの困りごと、
悩みごとを解消するだけで

患者さんは院を
利用しやすくなるんですよ。

 

しかもこうした改善には
コストってほとんどかかりません。

 

さて、、、目の前の患者さん、、、

何か困っている様子はありませんか?
何か迷っている様子はありませんか?

 

黒川

 

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