院の入り口は明確ですか?

From:黒川 純

診察室より、、、

 

先日のラーメン日の話し。

ラーメン日というのは、
月に一回、スタッフが選んだお店に
ラーメンを食べに行くという企画。

 

私を中心にうちのスタッフ2人も
超が付くほどラーメン好き。

だからこんな企画が
成り立っているわけだ。

 

いつも院の業務が
終わった後に行くのですが、

やっぱり岡山は田舎のせいか
なんせ店が閉まるのが早い…。

 

だから、
店選びはまーまー難しい。

昨日も9時半まであいている
ということで行った店は、

8時50分の時点で
すでに閉店していた。

 

で、次の店に行くことに。

 

すると、なんと

「ガ~~~ン!」

次の店も閉まっている…。

「じゃ、あそこに行くか!」

少し離れているけど
鳥だしでうまいラーメン屋がある。

 

そういって、
向かっている途中、

「まさか…」

そう、岡山は田舎。

 

閉まっているかもしれない。

 

そう思って
車を止めて検索してみると…

「やっぱり!」

すでにしまっていた。

 

ま、でも早くに
気づいてよかった。

とはいえ…

おいおい、
どうしよう。

 

さすがにここまで
ラーメンにたどり着けないことは
今までなかった。

 

「そうだ!」
「ラーメンストリートに行こう!」

ラーメンストリートというのは、
ラーメン屋さんが何件もあるという
岡山ではボチボチ有名な通り。

「そこなら大丈夫だろう。」

そう思いつつ、
車を走らせていた。

 

「あ!」

ラーメンストリートに着く寸前に

「ラーメン」

という字が書かれた
のぼりを発見した。

 

こんなところにも
ラーメン屋があったんだ。

すぐに車を止め、
スタッフに

「ここにしない???」

と聞くと、

「いいですよ~!」

で、そのラーメン屋の
すぐ横にある
コインパーキングに車を止めた。

 

初めて入るお店は
ちょっと緊張する。

 

ゆっくりドアを開けて入ると、
カウンター席と、
テーブル席があった。

今まで、岡山のうまいラーメン屋を
片っ端から食べ歩いてきたラーメン日だが、

今までのラーメン屋さんとは
ちょっと雰囲気が違う。

 

カウンターに座っている
30半ばくらいのお客さんは
ビールを片手に
焼き鳥を食べている。

「ま、まさか…」

スタッフと目が合った。

(ここラーメン屋じゃないよな)

私は目でそうスタッフに訴えながら、
テーブル席に座った。

 

すぐに店員さんがメニューを
もってきてくれた。

メニューを見ると、

・串カツ
・焼き鳥
・サラダ

飲み物
・ビール
・酎ハイ
・日本酒

「やっぱり…」

そう、居酒屋だ。

 

いやでも「ラーメン」という
のぼりは絶対あった。

すぐに店の外を見てみると、
やっぱり「ラーメン」と書いたのぼりはある。

 

でも、メニュー表には
肝心のラーメンがない。

私は店員さんに
「すいません、ラーメンってないんですか?」

そう聞くと、
店員さんはこう答えた。

「え~っと。。。」
(メニュー表を見ている)

「あ、メニュー表からは
消えてますがありますよ。」

よかった。

 

これでラーメンがなかったら
完全に企画倒れだ。

「じゃ、ラーメン3つで!」

居酒屋に行って
いきなりラーメンを
頼んだのは初めてだ。

 

数分後、ラーメンが来た。

 

今まで岡山のうまいラーメン屋を
食べ歩てきたがゆえに、

ラーメンへの期待は
居酒屋だろうが変わらない。

見た目は、
ボチボチうまそう。

 

でも、、、

やっぱり居酒屋のラーメンは、
ラーメン屋のラーメンとは
桁外れにうまくない。

スープはインスタント。
麺はスーパーの生めん。

ってところだろうか?

この日のラーメンは、
ラーメン日発足以来の不祥事だ。

 

こんなことが先生の
院でも起こってないだろうか?

そう患者さんでだ。

例えば、
患者さんはちゃんと治したい!

そう思って来院しているのに
ほとんど説明もなく
マッサージして終わり。

 

これでは、
居酒屋のラーメンと一緒だ。

患者さんは何を求めて
先生の院を訪れているのだろうか?

 

その入り口となるのは
口コミやホームページなど。

だから口コミやホームページには
先生が何屋さんで

どんなものを提供しているかを
明確に記しておく必要がある。

 

そこが間違えていると
意図としない患者さんが来院してしまう。

そうなれば、
患者さんから不平や不満が生じる。

 

結果的にリピート率が低下したり、
悪い口コミが広がったりするわけです。

そう重要なのは、入り口なんです。

 

そして、その入り口には
入場制限も必要です。

こんな患者さんに来てほしい
と同時に、
こんな患者さんは他院へと。

 

先生の院では明確な入口と
入場制限がありますか?

新規が減った、
リピート率が悪い。

 

何か新しい施策を打つ前に
まずは入り口を見直してみては
いかがでしょうか?

 

黒川

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