From:黒川 純
@診察室より、、、
こんな話聞いた事ありませんか?
ちょっと私なりに編集していますが
たぶん聞いたことがあると思うのですが・・・
ある住宅街の話し。
そこはすごく治安がいいと評判な閑静な住宅街…。
お家や道路もすごくきれいで
おそらく誰もが憧れるようなところ。
住宅街の中心には一本の道があって
住民のほとんどが生活道路として毎日使っていました。
その道路の周辺では治安がいいせいか
子供たちも近所の友達と
毎日のように遊んでいたそうです。
ある日のこと、、、
そこに誰かが「ポイッ」と
空き缶を捨てたそうなんですね。
1週間後、、、
捨てられた空き缶の近くには
また別の空き缶が捨てられていました。
1ヶ月後、、、
すでに空き缶だけではなく、
いろんなごみが捨てられていたのです。
数ヶ月後、、、
ついに事件が起きたのです。
みたいな話し・・・。
何か聞いた事ありますよね?
うまく話しを展開できてないので
ピンとこないかもしれませんが、
ようは、、、いくら治安のいいところでも
ちょっとしたポイ捨てがきっかけに
治安が段々と悪くなるって話し。
これって結構ある話しだと思うんですよね。
そう、治安だけの話しじゃなくて
例えば、「行列」もそうでしょ?
行列のあるところに人は
並びたくなったりみたいな。
ちょっと違うかな???
あと、きれいな部屋だったら
そのきれいさを保とうと思うけど、
一度散らかしたりすると
どんどん加速的に散らかっていく…みたいな。
私も先日、
そんなことに遭遇したんですね。
というのも、、、
自宅の近所にスプレーを使って
落書きをしてあるところがあるんですけど、
”てつ”(愛犬)の散歩コースなんですね。
だから毎日のようにそこを通るんですけど、
最初は1つの絵だけが書いてあったんですね。
でもつい先日そこを通ったときには
5メートルほどある壁一面に
スプレーで絵が書いてあったんです。
その時、
「この辺は危なくなるかもしれないな~」
って思ったんですね。
でも同時にこんな風にも思ったんですね。
「これ、いいかも!」
別にその壁に絵を描くこと自体は良くないことですけど、
私が気づいたのは別目線です。
というのも、、、
真っ白なところにいきなり
お絵描きをするというのは勇気のいること。
でもそこに何か書いてあれば、
「あ、ここは書いてもいいんだ」
そう思ってどんどん絵が増えていく・・・
っていうことに気付いたんですね。
それでちょっとヒラメイタんです。
で、先日あるものを買いました。
何かというと、「転写シール」ってやつ。
先生知ってます?
あの~、駄菓子屋さんとかでも
むかし売ってたんですけどね、
入れ墨みたいになるやつですよ。
シールみたいなのを腕とかに貼って、
水でぬらしてゆっくりそのシールをはがすと
腕にそのシールの絵が
入れ墨みたいに張り付くやつ。
最近は顔にペイントしたりする方が
流行ってますけど、
昔はこの転写シールってのが
結構流行ってたんですよね。
で、これね、なんで「いいかも?」って
思ったかというと、、、
実はこれ、ギプスに使えないかなって思ったんですね。
だってギプスって白いでしょ。
しかも「いかにも怪我しました」
みたいな感じじゃないですか。
だからそんなギプスに
なんか模様入れたりとかできたら、
特に女性とかに喜んでもらえるんじゃない?
って思ったんです。
だって傷めた挙句にギプスってなると
気持ち的にも悲しいじゃないですか。
だから少しでも患者さんに楽しんでもらったり、
逆にそのギプスにお絵描きしてもらったりすると、
「よし、頑張ろっ!」って
思ってもらえるんじゃないかなって思ったんです。
で、その転写シールがさっき届いたんです。
今からこの転写シールで
いろいろ試してみようと思います。
うまくできたらまたメールしますね。
こうして日頃の生活の中から
いろんな気づきや発見があって
そこからいろんなアイデアが生まれるんですね。
先生の日常にももしかしたら、
何か隠れているかもしれませんよ。
黒川
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