物療機器の効果を最大化させる具体的な思考法

 

From:黒川 純

@診察室より、、、

 

以前、ある整骨院を訪問したときの話し。

 

その整骨院は開業して7,8年ほど。

患者さんは1日に10~15名。

売上の90%は保険診療。

 

そんな整骨院だ。

そこの先生はいつも楽しそうに
施術しているし、

ほんと患者さんと話したり、
施術するのが好きなんだなって感じ。

 

そんな先生から、
物療機器がうまく使えてないという
相談を受けたんですね。

 

よく聞いてみると、、、

・症状や病態に関係なく、同じ設定で当てている
・部位別に”この当て方”というのが決まっている
・物療で結果が出なければ、しょうがない・・・

このように使っておられたんですね。

 

さすがに、びっくりしました。

物療機器はうまく使えば、
ある一定レベルの効果は出ます。

 

つまり、結果が出ないということは
うまく使えていないということ。

 

さて、先生は物療機器を
どこまで使いこなせているでしょうか?

50%くらいでしょうか?

 

いや、80%くらい?

 

30%以下ならちょっともったいないですね。

 

どんな物療機器もちゃんと使いこなせば
それなりの効果は出ます。

 

今よりも10%でもいや5%でも
結果を出すことができるようになれば、
物療機器の可能性が拡がりますよね。

 

そこでここからは、
物療機器を使う際のポイントについて
解説していきますね。

 

まずはじめにお伝えするのは、
何でもかんでも当てておけばいい
というものではないということ。

 

当たり前のことですが、
これ結構している先生が
いるみたいなんですよね。

まずは患部の病態、状態を把握したうえで
物療機器を選択する。

 

選択する際の基準は、
患部に対してどのような効果を得たいのか
ということをまずは考えます。

 

疼痛抑制?組織修復?筋出力抑制?
血管拡張?拘縮改善?・・・

物療機器にはそれぞれ得意分野がありますので、
それを理解したうえで機器を選択します。

 

そして機器を選択したら、、、

まずは対象組織を同定します。

 

そう、どの組織に通電したいのかということ。

そして最初に決めた目的とする
効果を最大化するために

貼付部位および設定を確定させ、
通電を開始します。

 

さらに今度はその結果をもとに
設定を変化させ、効果を判断する。

 

手間ですがこうすることで
最大の効果を得ることができるのです。

 

当院にも様々な物療機器がありますが、
どんな患者さんでも

この一連の工程を経てからでないと
物療を当てることはありません。

 

なぜなら結果を出さなければ
物療をする意味がないからです。

しかも結果が出ないなら
その物療機器の必要性はないですよね。

 

もちろん、物療機器だけで患者さんの
症状や病態を改善させることはできません。

先生の技術や日常生活指導などが
なければなりません。

 

だから「物療機器がないから困る」
ということは少ないと思います。

 

でも、「物療機器があると助かる」
ということは多々あるのではないでしょうか?

 

さて、いかがだったでしょうか?

今日お伝えした思考で早速明日から
物療機器を活用してみてください。

 

黒川

P.S

今年は物療機器のセミナーを
開催しようと思っています。

以前にも開催しましたが
今年は内容を約2倍~3倍にして
開催しようと思っています。

まだ計画段階ですが、
開催日程などが決まりましたら
また連絡しますね。

 

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