From:黒川 純
診察室より、、、
「そだね~!」
私は今年、
初めてカーリングを真剣にみました。
そのきっかけは、
たまたまいいテレビがなく、
カーリングを
みることになった。
こんな理由。
最初は地味なスポーツと
思っていた。
でも見れば見るだけ
どんどんハマっていった。
そしてカーリングは
すごく面白く、
まためちゃくちゃ難しい
スポーツであることがわかった。
カーリングは、
チェス、ボーリング、
ビリヤードなど
様々な要素が
つまったスポーツ。
さらに氷の状態は
刻々と変化するため、
曲がり方やスピードの減速加減も
変わるとのこと。
だから常に氷の状態も
把握しなければならない。
そのうえ、狙いが1㎝でも
ずれてしまえば、
ストーンのはじかれ方が
変わってしまう。
本当に神経を使う
スポーツだ。
先日テレビで選手が
いっていたのですが、
ストーンの回転も
コントロールしているらしい。
氷の状態にもよるけど、
今回の氷は3回転から
3回転半ほど回転させていた。
そういっていた。
本当に奥が深い。
でも、今までは
そんなことは一切知らなかった。
おそらくだから
楽しめなかったのだと思う。
でも、その奥深さを知って
本当にハマった。
(そだね~!)
そう共感してくれたら
先生もカーリングに
少し興味を持っている
証拠かもしれない。
しかし、
「そだね~!」
って、
最初は最近の若者言葉かと
思っていたのですが、
違うんですね(笑)
どうやら方言らしいです。
しかも一部の地域だけ。
普通はこのような方言が全国的に
拡がることはないのに
もちろんテレビで
放映されていたせいもありますが、
藤澤選手をはじめ、
カーリング女子が言ったから
流行ったんです。
もし僕がこのブログで
「そだね~!」
って言ったところで
流行るわけがない。
そんなことをこの前
患者さんと話していた。
でも、先生が患者さんに
発した言葉は、
もしかしたら患者さんの中では
流行っているかもしれない。
というのも、
私はよく患者さんに
「3日たって治らなかったらもう治らんよ。だから、早めに来てね」
このフレーズは、
毎日言っている。
その結果、
再診の患者さんの多くは
「先生、3日たって治らんかったから来たよ」
そう私に告げてくる。
実は、他にも
似たようなことはたくさんある。
先生の言葉は患者さんにとって
救いの言葉となることもある。
患者さんは素人だ。
情報過多の時代。
調べればなんだってわかる。
でも素人は素人。
その情報が正しいのか
間違っているのか?
そして、その情報の
とらえ方や適応についての知識は全くない。
だから、先生は患者さんに
正しい情報を提供してあげる必要がある。
そして繰り返し発していると、
先生の言葉は、
患者さんの頭の中に擦り込まれます。
その結果、患者さんが
その言葉をまわりにも発するようになり、
それを聞いた他の
患者さんが来院するのです。
時間はかかりますが、
この方法はとても有効です。
さて、先生は日頃どんな言葉を
患者さんに投げかけていますか?
もしかしたらその言葉…
患者さんの中で
流行っているかもしれませんよ。
黒川
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