アプローチのルーティーン化って…

 

From:黒川 純

@診察室より、、、

 

13:00ちょうど。

院内に患者さんはいない。

 

当院の受付は13:00までなので
午前中の診療はこれで終わりだ。

スタッフルームにある弁当袋の中から
2段重ねの弁当箱を取り出し、

冷蔵庫の上にあるレンジの前で
まずは弁当をあけた。

 

大根、はんぺん、、、

「お、今日は昨日の残りのおでんだ」

それに唐揚げも3つ入っていた。

 

弁当をレンジに入れ、
タイマーを2分にセット。

 

流しにあるコップと箸をもって
院内のミネラルウォーターを
コップになみなみついで一口飲む。

その足で診察室へ。

 

弁当があったまるまでの約2分、
午前中のメールチェック。

 

「チン!」

2分ってアッという間。

 

メールを2件チェックしたところで
レンジに呼ばれる。

 

弁当を取りに行ってまた診察室に戻り、
いつもの配置にして弁当を食べ始める。

 

そしてかなり小さな声で…

「いただきま~す」

最初は野菜系から食べ、
ご飯とおかずを交互に食べるのが
私のいつものスタイル。

 

そしてご飯とおかずが
ちょうど一緒に食べ終わるように
調整しながら食べる。

今日もうまく調整できた。

 

食べ終わるとすぐに弁当箱と箸、コップを
流しへ持っていき洗う。

いつもこの流れ、、、

 

多少の違いはあるものの
すでにこの流れは10年続いている。

 

いわゆる”ルーティーン”と
言われているやつだ。

 

そういえば他にも、

朝起きてから出勤するまでの
”ルーティーン”があったり、

自宅に帰ってからの
”ルーティーン”もある。

 

先生も”ルーティーン”って
1つくらいはありますよね?

 

でもね、気をつけてくださいね。

施術が”ルーティーン”に
なっていませんか?

これはいけませんね。

 

当然のことですが、
患者さんによって病態はまちまち。

 

だから一連の流れは
一緒でも施術の具体的なアプローチは

患者さんそれぞれで
違うはずなんですよね。

 

ま、当たり前のことかもしれませんが、
これって自分で注意していないと

ついつい”ルーティーン化”してしまう
ことがあるんですよね。

 

その大きな原因は「症状」に対して
アプローチをしてしまっていることです。

 

もちろん他にも原因は
あるかもしれませんが、

多くの場合は「病態」ではなく、
「症状」にアプローチしていることが
問題なんですよね。

 

例えば、腰の痛い患者さんがいたとして、
この患者さんは後屈痛がある。

他の腰痛がある患者さんにも後屈痛もある。

 

このとき、

その後屈痛を改善しようと考えてしまうと
おのずとアプローチは一緒になる。

 

しかし、病態はそれぞれ違うはずだ。

全く一緒であれば特に問題はないが、
そんなことは稀だろう。

 

だから症状ではなく、
病態にアプローチしなければならないのだ。

 

なにも症状を取ること自体に
問題があると言っているのではない。

 

「症状に対してアプローチする」
ということに問題があるといっているのだ。

 

そう、何度も言うが「症状」ではなく
「病態」に対してアプローチしなければならないのだ。

「症状に対してアプローチする」というのは、
いわゆる対症療法だ。

 

これも重要かもしれないが、
やはり病態に対するアプローチは
もっと重要ではないだろうか?

 

先生方によって施術の考え方は
違うかもしれないが、

これも一つ参考にしていただきたい。

 

さて、先生のアプローチ、、、

”ルーティーン化”していませんか?

 

黒川

 

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