プロとして、してはいけないこととは?

From:黒川 純

整骨院の受付より、、、

 

「ヤ゛~~~~~~!」

私は大学まで現役で
柔道をしていた。

右組み。

得意技は、
巴投げと飛行機。

どちらも捨て身技。

 

基本的に捨て身技は、
寝技が強い選手がする技だけど

実は私、寝技がめちゃくちゃ弱い。

 

でも、この技に魅了され、
この二つの技はかなり磨き上げた。

だから、私独特のタイミングと
入り方がある。

 

ま、それは置いておいて、

巴投げは先生も
知っているかもしれないけど、

「飛行機」という技は
ご存知ですか?

これはレスリングでも
使われている技で、

相手のふところに滑り込み、
投げる技で、

肩車という技を
座ってするような技です。

 

しかし、この技…

現在のルールでは反則なんです。

 

というのも、今のルールでは相手の
ズボンを持ってはいけないからです。

昨年11月末。

岡山県で社会人大会という
試合に出た時のこと。
(団体戦)

なんと相手は現役の大学生。

しかもデカい。

私も腹は多少出ているが、
まだ軽量級だ。

 

「はじめ!」

組んだ瞬間、

「あ、これやばい…」

やっぱり現役の大学生は
パワーが半端なかった。

すぐにまずいと思った。

とはいえ、そんなことは
言ってられない。

 

団体戦だから、
他の選手に迷惑を
かけることはしたくない。

でも、、、

力が強すぎる。

「よし!」

「いいタイミングだ」

巴投げに入ったのだが、
つぶされた。

「ん~やっぱつえーなー」

現役の時はこんなことを
試合中に思うことはなかったけど

普段練習をしてないとこうもなる。

 

「でも、どうにかせねば!」

私は最終手段に出た。

そう、もう一つの得意技、
「飛行機」だ。

 

飛行機ならどれだけ
デカい相手にもかけることはできるし、

もちろん投げることもできる。

 

問題はただ一つ。

 

現行のルールでは
【反則技】ということだ。

「バレないようにすれば…」

こう思った。

「ここだ!」

いいタイミングがあった。

すぐに飛行機!

「待て…。」

「や、やばい…」

審判三人が中央に集まり
審議を始めた。

「バレたか…」

「指導‼」

「ん⁉」

普通なら反則負け。

おそらく、
1回目だし公式試合ではなかったので、
審判も少し甘く見てくれたのだと思う。

 

結局この試合は、
この指導がひびき負けてしまいました。

 

さて、先生も
こんなことはないだろうか?

「バレなければいい」

柔道の試合であれば、
スポーツマンシップに欠ける。

そして、試合に負けるだけ。

 

でも、院の経営や
施術においてこの考え方は
絶対にしてはいけない。

バレたら、
一生棒に振ることになる。

ちなみに「知らなかった」では
すまされない。

私たちはプロです。

プロとして
知らないことは恥。

 

そして致命傷となるのです。

「バレなければ…」

この気持ちはプロ意識が
ないに等しい言葉です。

プロ意識。

 

プロとしてどうあるべきか?

どうすべきか?

私はもう飛行機は使いません。

巴投げ一本で戦います。

 

黒川

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