物療機器活用の3つのポイント

 

From:黒川 純

@診察室より、、、

 

先生は物療機器をお持ちだろうか?

では、物療機器の勉強は
どれくらいしているだろうか?

 

というのも、、、

もちろん基本的な使い方を
十分理解している先生は全く問題ない。

 

でも、物療機器を使っても
思うような結果が出ないということは

おそらく物療機器の基本を押さえることが
できていないのかもしれない。

 

これから結果を出すために
最低限押さえておくべきことを
3つほど紹介するので、

先生も参考にして
いただければと思う。

 

______________
1つ目 プラスとマイナス
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

よく患部にマイナスを!
というのは聞くと思う。

なぜ患部にマイナスなのか?

 

知っていますか?

 

・マイナスの効果
神経の興奮性↓
疼痛抑制

・プラスの効果
神経の興奮性↑
筋機能↑

このような効果があるんですね。

 

だから患部にマイナスを
当てることが多いんですね。

 

______________
2つ目 DCとAC
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

DCとは直流電流のことで
電気が流れる方向性は一方向性です。

DCの場合はgate controlによる
疼痛抑制に効果を発揮します。

 

そして腫脹などの軽減にも
有効とされているのがDCですね。

 

ACとは交流電流のことです。

交流は双方向性に電気が流れます。

ACは組織修復に有効とされています。

 

よって疼痛抑制を図りたいときはDCで通電し、
組織修復を図りたいときは
ACで通電すると効果的なのです。

 

______________
3つ目 周波数
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

周波数は多くの先生が
お悩みとよく聞きます。

 

一般的に周波数が低ければ低いほど
透過深度は深くなり、

周波数を高くすれば
透過深度は浅くなるとされています。

 

また急性期には高い周波数で
慢性期には低い周波数が
有効であるとも言いますね。

 

また対象組織や病変によって
有効周波数は変化します。

 

このようなことから
周波数を設定するときは悩んだり、

頭がこんがらがって
しまったりするわけです。

 

そんな先生はちょっと、、、

周波数を設定するときに
こう考えてみてください。

 

ラジオの周波数を合わせるのと一緒。

 

ご年配の先生であれば
ご存知かもしれませんが、

昔、ラジオの周波数は
ダイヤルを回して合わせていました。

 

場所や天候などによって
若干聞こえやすさ
というのが違うんですよね。

 

患者さんの患部に
通電するときも一緒です。

 

患部の状態は患者さんによって違うし、
もちろん病態によっても違う。

 

損傷組織や損傷レベルも違うわけです。

 

だから、捻挫だから〇〇㎐!

では、ある程度の効果は
出るかもしれませんが、

最大の効果を
得ることはできません。

 

だから有効周波数を探索するんです。

 

ラジオの周波数を合わせるように、

徐々に周波数を変えていき、
鮮明に聞こえるところで…

ポイントは私の場合は
高い周波数から徐々に下げていき、

効果の出た周波数で通電を続け、

また周波数を下げていく。

 

このような方法で疼痛抑制から
組織修復促進までを
一貫して通電しています。

 

えらい周波数のところだけ
長くなってしまいましたが、

先生の参考になったでしょうか?

 

物療だけでなく徒手療法も
様々な考え方があります。

 

いろんな視点でいろんな
考え方があると思います。

 

その中で先生の思考に合うものがあれば
ぜひ取り入れてみてくださいね。

 

黒川

 

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