From:黒川 純
診察室より、、、
ぎっくり腰を繰り返している
患者さんによく遭遇する。
でも、
「どれくらいの確率で
再発するんだろう」
そう、ふと気になった。
先生も気になったことは
ないだろうか?
そこで、
ちょっと論文をあさってみた。
すると…
ちょっと興味深い論文を
見つけたので、
シェアしておきます。
もちろん、
先生の勉強にもなるし、
患者さんに説明するときにも
使える内容なので、
ぜひ、メモにでも
残しておいていただきたい。
で、その論文。
2003年、
シドニー大学でのコホート研究。
結果から言うと、
急性腰痛は1ヶ月以内に
疼痛、機能障害ともに
58%の改善がみられた。
さらにその改善は
3ヶ月後までみられたとのこと。
しかし、その後の改善は
ほぼ一定にとどまり、
低レベルの疼痛および障害は
3ヶ月から少なくとも
12か月までは持続する。
と報告されている。
そして、
再発の累積リスクについて
この論文では、
「患者の73%は12か月以内に
少なくとも1回再発した」
としている。
さらに…
3ヵ月以内の再発率は26%、
3年後では84%の
再発の累積リスクがあると
報告されています。
頭の中を整理するためにも
箇条書きでまとめておきますね。
・急性腰痛は1ヶ月以内に58%改善する
・改善は3ヶ月後までみられた
・3ヶ月以降はほぼ不変
・3~12ヶ月は低レベルの疼痛は持続する
再発率について
・3ヵ月以内の再発率26%
・12ヵ月以内の再発率73%
・3年後の再発率84%
さて、このことから
先生の施術にどんな影響があるでしょうか?
また、何か新たな施術方法や
施術モデルは構築できないでしょうか?
では、また。
黒川
離脱患者数の減少、差別化、紹介患者数の増加、患者さんとの信頼関係などでお悩みでしたら、ぜひこちらもご覧ください。
↓
この記事へのコメントはありません。