From:黒川 純
@診察室より、、、
24日の22時ごろ話し。
その日はクリスマス。
うちにもどうやら
サンタさんがくるらしい。
自宅のリビングにある柱には、
小3の娘と小2の息子が書いた
サンタへの手紙が貼ってある。
息子はゲームのコントローラーが
欲しいと書いてある。
娘の手紙には、
手作りスクイーズが欲しいと書いてあった。
サンタさんか~…。
子供の頃のワクワクした感じ、、、
すごく懐かしいなって
思いながら手紙を読んでいると、
「ドン、ドン、ドン」
2階で足音がした。
「ん?起きたか?」
ちょっとびっくりして
すぐにソファーに座った。
昨日は二人ともサンタが来るから
という理由で早く寝たはず。
と言っても寝たのは9時過ぎ。
どっちが起きたんかな~って
階段を見ていると、、、
「寝れん~。」
そういって1階に
降りてきたのは息子だ。
ふと顔を見ると全く眠そうにない。
いつもならこの時間には
寝ているはずだが、
たぶんワクワクドキドキで
寝れなかったのだろう。
いつもわがままばかり言う息子だが、
まだまだ可愛いところがある。
結局、嫁が一緒に寝ることになった。
私は娘の書いたサンタさんへの手紙を
もう一度見に戻った。
すると自分のほしいものを書いた後に続きがあった。
「”てつ”にビーフジャーキーをください」
そう書いてあったのだ。
”てつ”とはうちのワンコのことだ。
3歳の豆しばだ。
そういえば娘は、、、
「”てつ”にもサンタさん来るかな~?」
ってちょっと前、嫁に聞いていた。
娘は自分だけでなく”てつ”にも
サンタさんからプレゼントがもらえるように
お願いをしていたのだ。
これには私も驚いた。
そのとき素直に
「すごいな〜」って思った。
記憶は薄いが、、、
私が子供の時は自分のことばかりで
他を優先することってなかったと思う。
ちょっと忘れかけていたことかもしれない。
最近、他を優先できない人に
苛立ちを感じることが多々ある。
でも自分だって最初は違った。
できなかった。
というか、理解していなかった。
誰だって最初からなんでもできる
ということはほとんどない。
もちろん、
努力すればできるようになる事もあるし、
できない事もあるだろう。
できないことの多くは、
様々な経験を通して形成される。
努力も経験もある程度時間はかかるが、
必ず何かしらの結果を生み出してくれる。
いまこの瞬間の経験と毎日の努力は、
今後の自分を形成する
一つのピースになっているのだ。
黒川
この記事へのコメントはありません。