From:黒川 純
@診察室より、、、
昨日、美容院に行ったときのこと。
ここ数年、私は平日のお昼に
美容院に行くようにしている。
理由は簡単。
いきなり予約の電話をしても
平日の昼過ぎは比較的すいているので、
すぐに予約が取れるからだ。
それから土日は予約を取りにくいし、
せっかくの日曜日が…
という想いもある。
だから昨日もいつものように
昼過ぎの時間が空いたタイミングで
美容院に電話をした。
でも、いつもより少し遅くに電話したせいか、
すぐに予約は取れなかった。
予約が取れるのは1時間後とのこと。
でもこの時間であれば、全く問題はない。
むしろボサボサの頭をこれ以上放置するほうが
私にとっては嫌だったので、
1時間後の予約をお願いした。
1時間後、、、
美容院につくと
いつもと少し様子が違った。
いつもよりお客さんが多かったのだ。
「こんにちは~。今日はお客さん多いですね~!」
ちょっと失礼な客かもしれないが、
8年も通っている美容室なので、
その辺は大丈夫だろう。
「そうなんですよ。年末なんで今月はお昼も多いんですよね」
そういえばもう12月だ。
確かに今年中に髪を
きれいにしておきたいという気持ちは、
多くの方が考えることだと思う。
とはいえ、
いつもより倍くらい多い。
スタッフもバタバタしている。
「お荷物お預かりしますね」
ここの美容院はいつも最初に
手荷物を預かってくれる。
そして専用のロッカーに入れてくれ、
そのあとにロッカーのカギを渡してくれる。
「では黒川さん、先にシャンプーさせていただきますね」
美容院の受付カウンターの前に座っていた私は奥に誘導されて、
シャンプー専用のちょっと薄暗い
専用の部屋に案内される。
ここの空間は私もお気に入りだ。
すごく落ち着く空間。
来るたんびに飾ってある絵画や
小物が変わっていて、
いつもそれに目を取られてしまう。
シャンプーが終わると
続けてヘッドスパを無料でしてくれる。
これはこの美容院がオープンして
すぐに行った限定???人の特別待遇。
これがすごく気持ちいい。
あと1時間くらいしてもらいたいところだが、
そいうわけにはいかないだろう。
それにしてもここの美容院は
誰にヘッドスパをしてもらっても気持ちいい。
もちろん人によって強さややり方は多少違うのだが、
その技術レベルは高い。
そういえば以前、
勤務柔道整復師の会員からこんな質問を受けた。
「黒川先生、なんでそんなにうまくテーピングとかギプスを巻けるんですか?」
「センスですよ(^^)」と言ったのだが、
正直これは練習量以外に他ならない。
もちろん、センスも必要かもしれないが、
それ以上の練習をすれば誰でもうまくなれる。
そういうと、、、
「うちはそんなにギプスを巻くような患者さんは来られない」
とか言い訳をする先生がいるが、
そもそも”練習”を患者さんにするものではない。
そもそもそんなクオリティの
低いものを提供することは、
プロとしての意識があまりにも低すぎる。
患者さんは実験台ではない!
練習は、スタッフや家族、自分にだってできる。
最初からできる人なんかいない。
だから練習が必要なのだ。
どんなスポーツもいきなり試合に出て
勝てるわけがない。
料理人もまずは試作を作って
いろんな人に食べてもらい、
評価してもらって改良する。
そしてこれを何度も繰り返して
最終的に最高の料理をお客さんに提供している。
テーピングやギプスも一緒だ。
できるようになってから、
患者さんに実践するのだ。
これはテーピングや
ギプスだけの話しではない。
施術や物療機器についても同じだ。
患者さんを実験台にしてはいけない。
できる人とできない人の差は、
圧倒的に練習量なのだ。
黒川
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