閑散期の施策を考える、、、

 

From:黒川 純
@診察室より、、、

 

一般的に1月や2月は閑散期と言われるなか、
当院はいつもと変わらぬ患者数。

 

新患さんの予約も午前、
午後ともにいっぱい。

 

でも、開業して数年はこんなことはなかった…。

 

1月から3月は劇的に患者数、
売上が低下していたのだ。

自分なりにいろいろ考えて
施策は打ったが全く効果はない。

 

いまですら、

いろんなマーケティングだの集客方法だのあるが、
当時はそんなノウハウはほとんどなかった。

 

とはいえ、そんなことを言っている
余裕はどこにもない。

 

だから、、、

カルテの数だけ年賀状を
何百枚も手書きで書いたり、

12月に来られた患者さんには
1月になってもちゃんと来るように
何度も案内したりもした。

 

でも結局、
あんまり変わらなかったんですよね。

 

ま、そういうセンスや
マメさっていうのは私にはないので
余計にかもしれませんが、

それにしてもホント、
そういうやつの効果ってなかったですね。

 

それまでにもサンクスレターを
新患さんが来られた日に
すぐに書き上げて出したり、

7日目、14日目、21日目、
1ヶ月後、3ヶ月後にハガキを書いたりもしました。

 

それから新患さんにちゃんと
通院していただくためにと

日常での注意点や運動指導などを
まとめた冊子みたいなのも
渡していたこともあります。

 

でも、これも結局効果はありませんでした。

 

だから、
ぜ~んぶやめちゃいました。

 

たぶんこういうのって
今でもしている先生って
たくさんいると思うんですが、

結果が出ていれば
それでいいと思うんですね。

 

ただ、結果が出てないのであれば
今すぐにでもやめたほうがいいです。

 

だってその時間が
全部無駄になりますからね。

 

何かをするときは必ず計測する。

それによってどのような結果を出したのか?

ちゃんとデータを取るんです。

 

例えば、何か冊子を配るのであれば、
配っていなかった時期と
配るようになった時期で

新患数、継続数、再診数、紹介患者数、
売上、LTV、CPAなど

数字を比較してその冊子が
何に対してどのような結果をもたらしたのか?

これを徹底的にみます。

 

そして渡し方や渡すタイミングなどを
比較検討しながら検証を繰り返すのです。

 

そうすれば、最終的にどのタイミングで
どんな言い方で渡せば効果的かとか、

患者さんからのヒアリングをして
内容をさらに充実させたり

変えていくことによって
さらにいい冊子になっていくわけです。

 

と、偉そうに言っていますが、
私は現状ほとんど何もしていません。

 

サンクスレターとか◯日後のハガキ、
年賀状も書いていません。

 

だって効果が出なかったんですもん。

 

でも一つだけ、
続けていることがあります。

 

それは「院内新聞」です。

でも、これはあくまで患者さんへの
情報発信ツールとして毎月発刊しています。

 

だからこれに関してはデータはとっていません。

 

さっきはあれだけ計測しろと
言っていましたが、、、

なぜ計測していないかというと
院内新聞は患者さんとの
コミュニケーションツールだから。

 

別にこれで売上を上げようとか
患者数を増やしたいとかは考えてません。

 

よくニュースレターでリピート率UPとか
そんなたぐいの広告も目にしますが、
私はそのようには考えていません。

 

もちろん、それがあっているとか
間違っているとかっていう話しでもありません。

 

何を目的にしているのかという
”違い”にすぎません。

 

私の場合の目的は
コミュニケーションツールであるだけです。

 

もちろんニュースレターの書き方で
売上アップや患者数増加は見込めるかもしれません。

でも私にはそんな知識はありません。

 

だから知っている先生からしたら
私はとても損をしていると笑われるかもしれません。

ま、でもいいんです。

 

そもそも院内新聞を始めたきっかけは、、、

全ての患者さんへの情報発信を
文字として提供することと
普段口数の少ない患者さんとの
コミュニケーションのため。

これが院内新聞の目的だからです。

 

そして、その目的が達成されれば
そのツールは有効なわけです。

 

さて、先生がいま取り組んでいる
施策はいかがでしょうか?

目的は何ですか?

そのデータは取っていますか?

結果はどうですか?

何か改善できるポイントはありませんか?

 

参考にしてみてください。

黒川

 

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