From:黒川 純
@診察室より、、、
以前、会員の先生から
こんな質問を受けた。
「先生、看板って
どんなのがいいですか?」
この先生は、
看板を設置しようか
どうかを悩んでいて、
そのデザインも
悩んでいたのです。
でも実は、当院は、、、
看板が一つもない。
開業して3年は
野立て看板3か所と
院近くに「整骨院」と
書いた超シンプルな看板が一つあった。
開業して3年たった時…
野立て看板の
ROI(費用対効果)が
「ほぼない」
ということがわかった。
で、野立て看板は全部やめた。
さらに数年前、
当院唯一の看板が
大風で飛ばされてぶっ壊れた。
その時、
「もうウチには看板は
必要ないってことかな」
なんかお天道様に
そう言われたような気がして
その看板は廃棄した。
その結果、
いま、当院には看板が一つもない。
よくよく考えてみると、、、
誘導看板はあってもいいが、
やっぱ看板はいらないかなって思う。
だって、
道を歩いていて整骨院の看板…
「あ、整骨院だ!
ちょっと行ってみよう!」
なんてあり得ない。
そこに整骨院が
あるってことは伝えれる。
それだけだ。
集客効果はない。
少なくとも当院の場合は
なかった。
地域やすごい看板があるなら別だ。
でも小さな院の経営者は
経費を少しでも減らしたい。
そう思っている先生も多いはずだ。
そうであれば看板のROI(費用対効果)を
ちゃんと計測することが重要だ。
結果の出てないものを
使い続けることに何のメリットもない。
効果測定をして
見極めていくことが必要だ。
そして本当に必要なことに
投資をしていくのだ。
これは施術だって同じ。
その施術で結果が出ているのか?
これは常に検証すべきだ。
意味のない施術を繰り返しても
治るわけがない。
治らない理由は簡単だ。
治らない施術を
しているからだ。
治せるようになりたいなら
正しい知識や技術を学ぶ必要がある。
学びもしないのに
結果を出すことはできない。
あ、もう一つ。
学んでも行動しなければ
結果は出ないということ。
これは実は2つの側面があって、
1つは、学んだ事を行動に
移していないということ。
何もしてないわけだから
結果が出ないのは当たり前だ。
もう1つは、
学んだことを
再現できていないということ。
学ぶのは学んだ。
でも肝心な部分を
理解していない。
もしくはわかったつもり
になっていて、
結局、間違った方法を
してしまっているということもある。
この場合はとても厄介で、
なかなか自分で気づくことはない。
結果が出ないことは
自分が悪いのではなく
その学んだ事が悪いことにように
思うのである。
結果が出ないとき、
それは何が問題なんだろうか?
ちゃんと考えなければならない。
このようにROIや
効果測定を意識するだけで
施術家としても
経営者としても
少し成長することが
できるのである。
黒川
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