インプット思考からの脱却で結果を最大化する

 

From:黒川 純

@診察室より、、、

 

「学び方」の違いで
得られる結果は大きく違う。

 

では、「学び方」とは、
一体どのようなものだろうか?

 

学ぶ時の姿勢?
メモの取り方?
左耳で聞く?

 

先生は、

誰かから
「学び方を変えなさい」と言われたら、
何をどう変えるだろうか?

 

少し考えてみてほしい。

 

例えば、

同じセミナーに参加しても
すぐにできる先生と
できない先生がいる。

 

この違いは何だろうか?

 

さらに同じ講師から
同じ時間、

同じように学んでも
理解している先生と

全く理解していない
先生がいる。

 

この違いは何だろうか?

 

 

その違いは、

姿勢でもなければ
メモの取り方でもない。

 

もちろんどっちの耳で
聞いているかでもない。

 

このような違い、

つまり学び方の違いは…

 

「どんな気持ちで臨んでいるのか」と、
「講義中にどう思考しているか」、
そして「理論を学ぶ」ということだ。

 

これはとても重要なことだ。

 

だからメモでも
しておいてほしい。

 

それぞれ、
説明しておく。

 

「どんな気持ちで臨んでいるのか」

単に”学ぶ”という
気持ちでは、

実は学びを最大化する
ことはできない。

 

というのも先生は学ぶために
セミナーや勉強会に
参加しているわけではないからだ。

 

そう、

先生は結果を出すため、
その技術や知識を発揮するために
学んでいるはずだ。

 

つまり、

学びはインプットする
ためのものではなく、

アウトプットする
ためのものだ。

 

その一手段が
インプットという作業になる。

 

だから何かを学ぶ時は、
常にアウトプットのことを
考えて学ぶ必要があるのだ。

 

そしてもう一つ、
「講義中にどう思考しているか」

インプットだけの学びが
よくないことは先に話したことだ。

 

ここでもインプットだけの
学びというものが
影響してくるのだが、

講義中の思考は
さらに大きな違いをもたらす。

 

例えば腰痛のセミナーに
参加したとする。

 

そこで腰痛のアプローチで
腰椎の動かし方を教わっているとき。

 

インプット思考だと、
その技術を体得しようと
様々な角度から見学し、

自分もできるように
なりたいと練習するだろう。

 

でもこれは間違っては
いないのだが、

好ましくはない。

 

もちろん、その技術を
体得することは重要だが、

合わせて自院の患者さんの中で、
誰に適応できるか?

 

そしてそのテクニックで
改善することができるだろうか?

 

実際に自分がそのテクニック
を自院で行っていることを
想像してみる必要がある。

 

なぜこのような思考が
必要かというと、

インプット思考で
は問題に気づくことが少ない。

 

しかし、このように自院で行っていることを
想像することで、

様々な問題に
直面することがわかる。

 

例えば、そのテクニックを
取り入れることによって、

治療時間が長くなってしまうとか、

治療の流れで
取り入れることができないとか…

 

いろいろ出てくるはずだ。

 

 

こうした問題に気付けば、
その場で講師の先生に
質問することもできるし、

もしかしたら解決することも
できるかもしれない。

 

だから「自院で取り入れたら…」
という思考はとても重要だ。

 

最後に
「理論を学ぶ」

講義では様々なことを
学ぶことができる。

 

しかし、テクニックは
それほど重要ではない。

 

参考程度でいい。

 

最も重要なのは理論。

 

理論がわかれば、
他に応用することもできる。

 

しかし、テクニックだけ
学んだのでは応用することはできない。

 

例えば、
「肘関節痛にはC6にマイナス電極を当てて、患部に80Hz/200μAで当てると痛みが取れる」

ということを教わっても、

手関節痛のときは
どう当てればいいかわからない。

 

こうなると、全ての痛みに対するテクニックを
学ばなければならなくなる。

 

いや、

これは学びとは言えない。

 

何度も言うが、
重要なのは理論だ。

 

なぜ肘関節痛のときに
C6にしかもマイナス電極を当てるのか、

そして患部になぜその設定で通電するのか?

 

これが理論だ。

 

その理論がわかれば
他に応用することができるのだ。

 

「学び方」の違いで
得られる結果は大きく違う。

 

学び方の違いとは…

「どんな気持ちで臨んでいるのか」
「講義中にどう思考しているか」
「理論を学ぶ」ということだ。

学び方はとても重要だ。

 

先生も明日からの学びを
少し見直してみてはどうだろうか?

 

黒川

 

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