From:黒川 純
@診察室より、、、
学生時代、私はひたすら勉強していた。
学生と言っても中学生や高校生のときではない。
専門学生のころだ。
私はもともと勉強嫌い。
もちろん、成績もよくない。
中学生の時の成績は中の中。
いたって普通。
よくもなく悪くもない。
勉強は「とりあえず嫌い」って感じ。
家で勉強した記憶はほとんどない。
ちなみに中2の夏休みの宿題にあった
読書感想文はまだ出していない(^-^;
それから、、、
高校生のときは柔道しかしていない。
大学生のときも勉強はほとんどしていない。
そもそも勉強をするということに
何の価値も感じていなかった。
いまだにそんな風に思っているのだが、
やっと最近になって
中学生くらいまでの勉強は
社会に出ても必要だなって思うようになった。
ま、それは置いといて、、、
話しを戻しますね。
そう、私は専門学校ではよく勉強をしていた。
自分で言うくらいだから
それなりにしていたつもりだ。
私はもともと賢くないし、
勉強をちゃんとしたことがなかったので
専門学生のときは
勉強の仕方もわからない状態で
とりあえず教科書を読んだり、
蛍光ペンで線を引いたり、まとめたり…
自分なりに勉強をしていた。
で、3年生になったとき、
あることに気付いたんですね。
”あること”というのが・・・
「なんか似たようなことが書いてある…」
「あ、これ生理学で勉強した!」
「これ、解剖学がわかってたらわかるじゃん!」
っていうことなんですが、
これがわかってから、
一気に勉強が面白くなったんですね。
そう、「繋がり」というやつです。
例えば、生理学の内分泌の部分を理解していれば、
一般臨床の内分泌疾患の症状って大体わかりますよね。
さらに、解剖学がわかっていると
病変部位もわかりますよね。
こういう”繋がる”っていうことがわかってから、
私は勉強が本当に楽しくなりました。
だって勉強すればした分だけ、
あとからいろんな部分と繋がるから、
覚えようとしなくても”理解できた”んですよね。
なんかパズルのピースを集めるのが勉強で、
それを組み合わせていくのが楽しいみたいな感じ?
でした。
あ、伝わってますか???
何が言いたいかっていうと
今まで私はめっちゃ勉強してきたよ!
ってことではなくて、
何かを勉強するときに
一分野だけを勉強するというのは
もしかしたら、
非効率的かもしれないということです。
学校では、それぞれ科目別に学びます。
そして自分でそれぞれを繋げて
理解していく必要がありますが、
現場では、その逆の思考が必要なんですね。
一つのことを理解するために
いろいろな分野を学ぶ必要があります。
だから私の勉強方法は、、、
例えば足関節の捻挫の施術について
勉強しようと思ったとき、
外傷学的なものだけ学ぶのではなく、
足関節の解剖学、運動学、
靭帯の構造や力学的特性、
靭帯損傷時の生理学的修復過程、
固定、不動による患部の生理学的反応など
いろんなことをまとめて学ぶんですね。
え~?そんなに必要はないよ~!
そう思われたかもしれませんが、
でもこれって学ぶ目的、
対象は一つだけなんですよね。
そう、足関節捻挫のこと。
これだけのこと。
めんどくさいかもしれないけど
いろんな方向から足関節捻挫について調べると、
今まで気づいていなかった問題や
施術が導かれることもよくあるんです。
先生も参考にしてみてください。
では、また。
黒川
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