From:黒川 純
@学会会場より、、、
今日は年に数回ある「学会」にきている。
受付を済ませ会場内に入ると、
日曜日というのに会場には200人、
いや300人近くの施術家の
先生が集まっている。
あれ?今日はやけに見たことのない
若い先生が多い。
「あ、学生か。」
「え?学生?」
どうも今日はある学校の
先生が発表するらしく、
そこの学生がきているらしい。
「お待たせしました!只今より、、、」
始まった。
初めの題目は筋膜に対する
手技に関する内容だ。
学生は普段施術はしていない。
座学がメインだ。
だからワクワクしていると思う。
実際に実技もあるから学生は
かなり楽しいと思う。
そういえば、
私も学生の頃はたくさん勉強した。
でも、テクニック的な勉強は
ほぼしていない。
というかそんな授業はなかったし、
学会とかの案内もなかったと思う。
今の学生は恵まれているなって
ちょっと羨ましい。
とはいえ、私が学生の頃は、
解剖学とか運動学とか座学をしっかり学んだ。
ただアプローチとかはほとんど
学んでなかったので
就職した時にこれが大きな差を
生んでいることに私は気づいたのだ。
というのも座学ばかりを
学んでいた私は、
いざ患者さんを目の前にしても
何も出来なかったのだ。
ほんと何も出来なかった。
でも、学生時代に整骨院や整形外科で
アルバイトをしていた人は国家試験取得後、
すぐに患者さんに施術していた。
それがすごく悔しかった。
だって同じ年に国家試験を
合格したにも関わらず、
すぐに患者さんへ施術をしている人が
目の前にいたからだ。
でも、私は何もできない。
もちろん、施術の勉強や練習を
全くしていない私が悪いんだけど、
そんなことも就職して
はじめて知ったのだ。
最近はカリキュラムが変わったのか、
いろんな施術テクニックや研究までもしている。
ほんと羨ましい。
私も今の時代に学生だったら…
何度かそう思ったことがある。
でも、今の私があるのは、
就職した時に悔しい思いをしたから、
たくさん勉強したり、練習したり、
検証してきたからこそなのだ。
ということは、これで良かったのだ。
今の自分を形成しているのは、
自分が積み上げてきた「過去」だ。
これまでに経験してきたことが
自分を形成しているのだ。
今の自分に満足していないのであれば、
それは自分のせいだ。
もう変えることはできない。
そう、過去は変えることができないのだ。
でも未来はいくらでも変えることができる、
ということは先生もわかっているはず。
実際に自分を変えたいと思うなら、
いくらでも変えることは可能なのだ。
骨折や捻挫、腰痛などの
怪我を負ったときも同じことが言える。
それ自体をなかったことにはできない。
なってしまったことはしょうがない。
だったら、いかにはやく治すか、
そして再発させないかということが重要なんですよね。
これも一つの経験だ。
今日は未来は変えることができる
という点ついてお伝えしたかったのですが、
これには今までと違う一歩を
踏み出す勇気が必要だ。
いま学会ではランニングシューズの
話しをしています。
ランニングでは体重の2〜3倍の
ウォーキングでは1.1〜1.5倍の衝撃が
着地時にかかっているらしいです。
だからクッション性を高めるために
アウトソールの形状を
変形させる必要があるようです。
先生がこれからの自分を
変えていきたいなら、
クッション性の高いシューズを
選んだ方がいいかもしれませんよ。
では、また。
黒川
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