From:黒川 純
@診察室より、、、
先生は”ハエ”が飛び交うラーメン屋に
行ったことがあるだろうか?
先日家族で行ったラーメン屋…
外観は昭和初期のたたずまい。
見るからにボロボロ。
そしてお店に入った瞬間に
2,3匹のハエに襲われた。
「お好きな席にどうぞ~」
と言われても3つのテーブル席と
カウンターテーブル的な席が4席ほどしかなく、
空いていたのは
テーブル席が2つだけ。
(選択肢2つしかないじゃん)
と思いながら、
ハエをふるいながら右側の
テーブル席に着いた。
ここのラーメン屋は
最近まで2店舗あった。
でも1店舗は閉店してしまった。
私はその閉店してしまったほうの
お店には何度も行ったことがあった。
行きやすいし、美味しかったからだ。
でもこの店は2号店。
この日行った1号店には
いままで来たことがなかった。
理由は簡単、、、
ちょっと遠いから。
それだけ。
でもでもこの味がどうしても食べたくなって
1号店に来たのだ。
それで”ハエ”2,3匹がお出迎え…。
ま、いい気はしない。
しかもどうやら”ハエ”は
今日だけの特別なお客さんではなさそうだ。
なぜなら店内中央にこれも昔からある…
あ~んていうやつだろ…
天井からつるすやつ…
ガムテープみたいな色の…
名前はわかんないけど
とりあえずハエがくっつくやつ。
あれに相当のハエが
くっついていた。
さすがに飲食店に
これはないだろう…。
たぶんハエをつかまえたいんだろうけど
捕まえたハエがいっぱい見えるわけだから、、、
飲食店ではありえないと思う。
さらにふと厨房をのぞくと
まーまー汚い感じ。
外観や内観、そして厨房まで
昔からあるんだろうなってのが
ひしひしと伝わってきた。
味は2号店よりも
ちょっと醤油が濃いめだったが
なんだかんだ言ってうまい。
お客さんもひっきりなしに入ってきて、
私たちがラーメンを食べている間、
ずっとお客さんはきていた。
とはいえ、やっぱり飲食店は
食事をするところだから
ある程度きれいにしてほしいものだ。
「別に汚くても美味しければ…」
そう思う人もいると思うけど
ものには限度というものがある。
せっかくのラーメンが
台無しじゃ~!です。
こういうのって治療院でも
結構あるんですよね。
技術はあるのに、、、
先生は良いのに、、、
店舗はきれいなのに、、、
万人受けするようにとは言わないが、
最低レベルの施術を提供できる環境は
整えておくべきだと思う。
患者さんは私達が思っている以上に
”くだらないこと”が理由で来なくなる。
くだらないというのは言い過ぎだが、
私が言いたいのは…
私達からすると「え?そんなこと?」
っていうようなことだ。
例えば…
トイレが汚かったから、、、
ベッドのシーツが汚かったから、、、
日によって先生の機嫌が、、、
他にもたくさんある。
でもこれって治療家からすると
「いやいや、治ればいいじゃん」
そんな風に思ってしまうかもしれない。
でも、よく考えてみてほしい。
そんな理由で来なくなった患者さんは
まわりになんて言うだろうか?
最初は「あそこの院ちょっと汚いんよね~」が
「〇〇整骨院って汚いんだって~」になる。
そしてさらにそれを聞いた
周りの人はどう感じるだろうか?
話しは雪だるま式に大きくなり、
そして変わってしまう。
実際のところ、
治ればいいかもしれない。
でも治す”患者さん”が来なければ
誰も治すことはできないのだ。
患者さんが来ない理由って
院によって大分違う。
患者さんが来なくなる理由がわかれば
流出患者さんを減らすことができます。
そしてその結果、
売上にもつながってくるのです。
さて、先生の院から患者さんが流出する
本当の理由って何なんでしょうね…?
ちょっと考えてみてください。
黒川
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