From:黒川 純
@診察室より、、、
先月、息子が初めて空手の試合に出た。
もちろん、ボコボコにやられた。
週2回の練習のみ。
始めてまだ1年も経っていない。
といってもこれは
言い訳にしかすぎない。
負けた息子は自分のお小遣いから
少し大きめのミットを買った。
そして私が特別に作った
練習メニューを試合後から
毎日休まず続けている。
よっぽど負けたのが
悔しかったんだと思う。
それにしても、
その強くなりたい一心で
毎日頑張る息子に
私も感心している。
というのも、、、
正直誰でもその熱が冷めたり、
めんどくさくなってやめてしまうものだ。
先日息子がいつものように
空手の練習から帰って来たときのこと。
ちょっと嬉しそうな顔をしていた。
なぜかと思って
息子に聞こうとすると、
息子から…
「今日な~、友達から”お前強くなったな!”って言われてな~、
先生からも”いきなり強くなったな!
パンチも蹴りも今までよりかなり強くなった。
練習してるのがよ~わかる。
頑張ってるな~!”
って言われたんよ!」
そうニコニコしながら
私に話してきた。
確かに息子は頑張ってる。
昨日も嫁が息子の
中段蹴りを受けていたのだが、
「蹴りが強すぎて痛いからパパ変わって~」
と言うほど。
実際に変わって受けてみると
ミットがあるにもかかわらず、
なかなかの衝撃がミット越しに
伝わってくるようになっていた。
子供はいろいろと
飲み込みも早いし成長も早い。
うちの子に関しては
ラーメンを食べるのも早い。
なぜ子供はそんなに早く
成長できるのだろうか?
それは、、、
「何も考えずにとりあえず言われたことを実行するから」
大人はいちいち言い訳をする。
やる前から「できない」とか「めんどくさい」とか
やりもせずに「どうせ変わらない」とか…
ただただ自分の経験から
自分の都合のいいように勝手に解釈している。
取り組んだとしても
すぐにあきらめたり忘れてしまったりと
自分にとっても甘いのだ。
先生はどうですか?
自分にどこまで厳しくすることが
できていますか?
甘くなってませんか?
厳しいことばかりが
いいわけではありませんが、
これまでの先生の判断が
いまの先生の現状なわけです。
いまの現状に満足していないなら、
まずは自分に”厳しく”してみてくださいね。
きっと数ヶ月後、数年後の先生は
いまよりも成長していると思いますよ。
黒川
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