【悪用厳禁】基準の作り方

 

From:黒川 純

@診察室より、、、

 

先日、家族で海に
行ったときの話し。

 

この日はとにかく暑かった。

 

私は朝の10時くらいから
庭の芝刈りを始めたのだが、

暑さと湿度の高さに
汗が止まらなかった。

 

芝刈りを終えて家に戻ると…

エアコンがガンガンに
効いている部屋で
息子はゲームをしていた。

 

「またゲームか!?」

 

このところ息子はゲーマーだ。

 

しょっちゅう
ゲームをしている。

 

この日は昼から
プールに行く約束を
子供たちとしていた。

 

でも実は私は
プールが嫌いだ。

 

理由は、

泳ぐだけということに
あまり楽しさを感じないからだ。

 

そもそも体育大学を
卒業しているが泳ぐのは苦手だ。

 

こっちの理由のほうが
強いかもしれない。

 

だから嫁が気を使ってか、
温泉施設の中にあるプールに行くように
段取りをしてくれていた。

 

どうやらプールは
確定次項らしい。

 

ん~それでもどうにか
他に遊べるところはないかと思って
ネットで探していた。

 

どんだけプールが嫌いなん
って思うかもしれないが、

私にとっては
面白い話しではない。

 

ネットで少しの間調べてみたけど、
結局これといって
いいところは見つからなかった。

 

あ~プールか…。

 

そう思っているときに
ふとテレビに海が映った。

 

「あ、海に行こうや~!」

 

すると子供たちも
「やった~!!!」大喜び。

 

私もプールよりは
海のほうがまだいい。

 

この暑い中なら海で気持ちよく
ゆっくりできると思っていた。

 

海は自宅から車で
30~40分くらいで行ける。

 

海についたのは15時ころ。

 

暑さにひと段落ついて、
さらに雲もたくさん出てきていた。

 

海開き前ということもあって
そこまで人は多くなかったが、

すでに帰っていく
人たちもたくさんいた。

 

海につくと子供たちは
楽しそうに波際に走って行った。

 

私は嫁と一緒に
砂辺で座っていたのだが、

子供たちがちょうど
ひざ下まで入ったところで急に止まった。

 

「どした?」

 

そう聞くと子供たちは
「めっちゃ冷たい!」

 

どうやら、

これだけ暑い日にもかかわらず
海水温は低かったようだ。

 

私も少し浸かってみたが、
サウナ後に入る水風呂のようだった。

 

でもさすがに子供は元気だ。

 

少し時間がたつと
相当冷たいはずの海の中で

頭ままで浸かって
遊んでいたのだ。

 

周りを見渡してみると
冷たいと言いながらも

大人から子供までたくさんの人が
海の中で泳いだりはしゃいでいた。

 

「寒くないんかな~?」

 

お節介な私はそう思った。

 

たぶん寒いと思う。

 

だってめっちゃ海水冷たいし、
その時の気温もそんなに高くなかったから。

 

人によって暑い寒いの
感覚は大きく違う。

 

だから、私が寒いと思っても
違う人からすると
暖かいと感じている場合もある。

 

他にも、、、

10,000円の化粧品は
男性からすると高いと感じるが、

女性からすると
平均的な値段かもしれない。

 

施術費用も一緒だ。

 

腰の施術費が1回3000円で
安いと感じる人もいれば
高いと感じる人もいる。

 

値段だけではない。

 

10㎞が近いと感じる人もいれば
遠いと感じる人もいるわけだ。

 

このような感覚の違いを
もたらす要因は全て基準だ。

 

そう、人によって
この基準値というのは
全く異なるのだ。

 

ということは、この【基準】というものを
提供することが重要になるのだ。

 

もちろん、悪用厳禁だ。

 

【基準】を提供することで
患者さんに適切な判断をしたいだく。

 

では、どうやってその基準を
提供するのか?

 

ある一定の基準を作るには
何かと比較することが簡便である。

 

ここで注意すべき点は
比較対象を間違えないことだ。

 

例えば、

先生が肩こりの施術を
提供していたとする。

 

その施術費は
約20分の施術で10,000円。

 

さて、これを安いと感じるか
高いと感じるかだ。

 

このとき患者さんに比較対象を
間違われるとこうなってしまう。

 

マッサージ屋さんなら…
60分2980円

 

これと比較すると
かなり高いと感じるだろう。

 

でも肩こりがひどく
毎月頭痛薬や湿布に5000円使って、

週に1回整体に
5000円使っているとしたら…

 

高く感じらだろうか、
それとも安く感じるだろうか?

 

これはあくまで例だが
比較対象を間違えると
安いものでも高く感じてしまう。

 

正しい比較対象と
比べなければならない。

 

また、比較させずに
独自の基準を作る方法もある。

 

たとえば、

その肩こりの施術は
先生が10年以上積み上げてきた臨床経験から
また様々な検証を重ねてきた賜物で、

どんな肩こりも週1回約10回の施術で
ほぼ症状を改善できる。

 

その施術費が
約20分の施術で10,000円。

 

 

これは施術の価値を
基準に置き換える方法だ。

 

施術の説明によって
価値を的確にお伝えし、

比較対象自体を
なくしてしまうのだ。

 

基準を提供する方法は
たくさんある。

 

患者さんに最適な判断を
していただくためにも、

その基準を明確にすることは
とても重要になるのだ。

 

黒川

 

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