From:黒川 純
@診察室より、、、
世の中にはいろんな
施術方法がある。
そんな話しを
昨日2人の先生とした。
ちょっと思い浮かべてみてほしい。
関節モビライゼーション
オステオパシー
カイロプラクティック
筋膜リリース…などなど。
施術方法は何も
徒手テクニックだけではない。
物療機器を使った
いろんな施術方法もある。
体外衝撃波、超音波、
高周波、微弱電流、ラジオ波…。
そして何か道具を使った施術もある。
グラストン、トンプソンベッド、
レッドコード、バイター、アクティベータ…。
いや~ほんとにいろいろある。
しかもその組み合わせや
先生独自の施術方法などを組み合わせれば、
本当にたくさんの施術方法がある。
「結局何がいいんだろうね~?」
一人の先生がそうボソッと言った。
確かにこれだけいろんな
施術方法があれば悩むかもしれない。
でも、、、
その病態に適切なアプローチというのは
一つではない。
いくつかあるはずだ。
とはいえ、
どんな病態にも有効な
施術方法というものもない。
だから、
たくさんの施術方法ができる先生は、
少し有利かもしれない。
患者さんの病態に合わせて
最も有効な施術方法を
選択することができるからだ。
だから多くの施術家の先生は
その技術力を高めるために
勉強をしているのだと思う。
しかし、
ちょっと注意が必要だ。
様々な施術方法の中には
流行り廃りのあるものもある。
よく考えてみてほしい。
施術方法で流行り廃りがあるということが
どういうことかということだ。
結果を出すことのできる
施術方法であれば、
流行ることはあっても
廃ることはないだろう。
結果が出ないから
廃っていくのだ。
でも、最初から廃ることを
予測することはなかなか難しい。
初めて行くラーメン屋の味は
食べてみないとうまいかどうかはわからない。
これと一緒だ。
でも事前に店主の想いや
ラーメンの写真、レシピなどを
知っていたらどうだろうか?
少し味の想像が
つくかもしれない。
この場合、
特に重要なのはおそらく
レシピと写真だろう。
では、
施術方法の場合はどうだろうか?
施術方法の場合、
重要なのは理論だ。
これはなにもテクニックだけの
話しではない。
物療機器や道具を使った
施術方法も同じことがいえる。
全ての施術方法に
理論はあるはずだ。
その理論に先生が賛同できるのか?
理解できるのか?
先生の観点で検証する必要がある。
様々な施術方法を
学ぶことは悪くない。
しかし、
その”テクニック”ばかりに
執着することはお勧めしない。
学ぶべきポイントはその理論だ。
理論がない施術は、
単なるお遊びだ。
プロとして必要な技術ではない。
プロはプロとして
様々な情報や施術方法を
仕入れてこなければならないのだ。
世の中にはいろんな
施術方法がある。
「結局何がいいんだろうね~?」
その答えは、
先生がプロとして見極めるのだ。
黒川
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