From:黒川 純
@診察室より、、、
私はリピート率という言葉が
まり好きではない。
そしてこのリピート率を
高めるという視点も好まない。
フォーカスするポイントが違う。
そもそもリピート率って
なんで重要なんだろうか?
確かに「売上」というものを
作るためには必要な要素となる。
【売上=単価×回数】
この式の回数が
治療院で言うとリピートになるわけだ。
だからこぞって
リピート率を高めようと、
いろんなトークスクリプトや
システム構築みたいなやつに取り組んでる。
でもちょっと考えてもらいたい。
先生は患者さんに
通ってもらうために
施術をしているんですか?
違いますよね?
おそらく私たち施術家は
患者さんに早く
よくなってもらうために
施術していると
思うんですよね。
だからリピート率が
高いってことは、
本来の目的とは違う結果を
もたらしてると思うんですね。
しかもそのリピート率を
高めるということは、
自ら目的を外している
ということになりますよね。
いろんな言い分は
あるかもしれません。
「悪くならないようにメンテナンスに…」
みたいなことも
あるかもしれません。
でも、そもそもメンテナンスが
必要な状態って、
よくなってないって
ことですよね。
患者さんが2回目、3回目と
通院してくれないのは、
ちゃんと患者指導が
できていないからなんですよ。
先生は患者さんの
症状をよくするために、
患者さんに適切な通院頻度で
ちゃんと通院して
もらわなければならないのです。
そのために患者指導というのが
必要なんです。
もし、患者指導は
ちゃんとしているのに、
通院してくれない
というのであれば、
それは…
患者さんが先生を
「先生」と認識していない
のかもしれませんよ。
このような状況であれば、
通院だけだけでなく、
他にも先生の指導や
言っていることについても
右から左に聞き流して
いるかもしれません。
このような場合は、
「先生」というポジションを
ちゃんと理解し、
そのポジションを
貫いてくださいね。
ちょっと話しが
脱線してしまいました。
話しを戻しますね。
じゃ「回数」は
どう考えるべきなのか。
ということ。
前にも言ったことが
あるかもしれないけど、
正味のリピートって
症状が改善して、
また何かあったときに
すぐに先生の院を思い出し、
また来てくれること。
これってすごく
嬉しいですよね?
そう、再診の患者数で、
院の良さが分かると
言っても過言ではないのです。
逆に再診が少ないということは、
改善の余地がある。
そうはいっても、
いわゆるリピート率というのは
ちゃんと計測する必要はあります。
理由は簡単。
ちゃんと通院すべき回数を
患者さんが通院してくれているのか
どうかを確認するためだ。
さて、「リピート率」。
ちょっとこの言葉の
イメージが変わっただろうか?
ただ、イメージが変わっただけでは
何も変わらない。
次のステップは行動だ。
黒川
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