通院しない単純な理由

 

From:黒川 純

診察室より、、、

 

先日、とあるバイキングに
家族で行った時のこと。

時々通る国道沿いに
バイキングがある。

 

以前から少し気に
なっていたのだが、

なかなか行く機会がなく
いつも通り過ぎていた。

 

この日は、

ちょうどその方向に
用事があり、

ふとそのバイキングの
お店を思い出したこともあって

晩御飯をそこで
食べることにした。

 

お腹は十分にすいている。

体調も悪くない。

 

お店に入ると
すぐに店員さんが出てきて
席を案内してくれた。

 

席に座るとすぐに
店員さんがメニューの
説明をしてくれた。

 

なんとここ…

肉料理を1品必ず
注文しなければならない。

 

そして、
もちろんバイキングもある。

 

肉料理は、

ハンバーグ、鶏肉の~、
牛ステーキなどから

1品から選ぶ。

 

ちなみに小学生以上から
そのシステム。

 

で、

大人2000円
小学生1500円

美味しければ満足!

まずければ高い!

そんな感じかな。

 

そう思ってお肉料理を
選んでいると、

息子が
「おれ肉いらん!」

でた。

わがまま。

 

でも確かに
あまりおいしそうには見えない。

 

でもどうやら
その肉料理は頼まない
という選択肢はないらしい。

 

しょうがなく、
みんなで食べれそうな
お肉を頼むことにした。

 

全く調べずに
このお店に来たことを
ちょっと後悔した。

 

注文を終え、

すぐにみんなで
食べ物を取りに行った。

 

意外といろんな食材があって
どれも美味しそうには見える。

 

私も珍しく、
野菜料理を多くとったくらいだ。

 

お皿はパンパン!

席に戻ると、

息子はすでに
「蕎麦」を食べ始めていた。

 

「え⁉蕎麦とかあったん?」

「うん!」

息子は無類の蕎麦好き。
(その後、3,4杯食べていた)

さて、みんな戻ってきた。

 

どれから食べようか
迷いながらも、

ちょっとづつ
箸をすすめていたのだが…

どれも美味しくない…

バイキングだから、、、

じゃ、許されないレベルだ。

 

とはいえ、食べれないほど
まずいわけではないので、

ゆっくり食べていると
肉料理が来た。

 

私が頼んだのは、
牛ステーキ。

「お待たせしました。」
「牛ステーキの方?」

私のだ。

「はい。」

そう言うと、

店員さんは私の前に
そのステーキを置いた。

 

続けて嫁の牛ステーキ、

娘のハンバーグ、

みんなで食べるために
頼んだ鶏肉の~が

運ばれてきた。

 

「ご注文のお肉料理は以上でお間違いないでしょうか?」

「はい。」

私がそう答えると
店員さんは厨房に戻っていった。

 

「あれ???」

お肉料理を食べようと
思った瞬間、
あることに気付いた。

 

ナイフとフォークがない。

「はぁ~…」

接客業で
この失態は本来許されない。

 

こういう時、
私はいつも店員さんを呼んで
すぐに持ってきてもらうのだが、

この日は、違った。

 

テーブルの近くに
箸やフォークなどが置いてある
コナーがあったので、
嫁が取ってきてくれた。

 

とはいえ、そのコーナーは
店員さんが扱うところ。

 

でも、店員を呼ぶよりも
自分で取ったほうが早いと思い、
嫁が取ってきてくれたのだ。

 

ここでさらに
幻滅することになる。

 

なんと…

嫁が持ってきてくれた
ナイフ、フォーク全てに
水あかのようなものが
ついていたのだ。

 

最悪だ。

嫁は優しい。

 

そんな時も
多少怒りながらも

きれいなナプキンで
全部拭いてくれた。

「ありがと!」

やっと食べれる!

私は肉を切り始めた。

 

「あれ?切れない…」

嫁も
「切れない…」

ナイフをよく見ると

あのギザギザがついていない。

 

これでどうやって切るの?

「ナイフを間違えた?」

そう思って、
今度は私がフォークなどが
置いてあるコナーに
いって確認した。

 

ナイフはこの種類だけだ。

 

結局力ずくで
肉を切ることに。

 

それにしても
スジだらけの肉。

 

バイキングだし
こんなもんかな…

食事をそろそろ
終えようとしていた時、

娘の様子が
おかしいことに気付いた。

 

娘はハンバーグを
頼んだのだが、

いつもならペロッと
食べるはずなのに
半分くらい残している。

「どしたん???」

そう聞くと、
なぜか嫁が

「そのハンバーグ塩っ辛いんよ。」

「え???」

「さっきちょっと食べたらなんか塩っ辛かったんよ」
「だから、私がもう食べなくていいって言ったんよ」

私は、まさかそんなことないだろう…

そう思ってちょっとハンバーグを
食べてみることにした。

 

すると、、、

「カラッ!!!」

最悪だ。

 

こんな塩っ辛いハンバーグを
娘は頑張って食べていたと思うと
相当腹が立った。

 

「こんもん、食べんでいい!」

私もそう言った。

 

結局、どれもまずかった。

 

この店には
二度と行くことはない。

 

一つくらいの失態なら
我慢できることもある。

 

でも、どれ一ついいところがない。

 

せっかくの休日の食事が
台無しになったのだ。

 

ただ、

最悪料理だけでも
美味しければ
また行く可能性はある。

 

これは治療院でも同じだ。

何か失態があっても
施術効果があれば
また来院してくれる。

 

でも、よくならないのに
患者さんは来院しない。

 

先生も虫歯すらろくに治せない歯医者さんに
通うことはないと思う。

 

いくら人柄がよくても

いくら接客がよくても

いくら内装がきれいでも

治そうと思って
通院しだした患者さんが

治らない院にわざわざ
足を運ぶ理由は
どこにもないはずだ。

 

もちろん、
施術効果以外にも
大事な部分はいろいろある。

 

施術だけでなく
他の部分においても

”プロ”として恥じぬように
すべきである。

 

黒川

 

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