From:黒川 純
診察室より、、、
先生、「触診」は得意ですか?
あまり自信がない…
たぶん触れてると思う…
苦手…
そうお悩みであれば、
今からお話しする内容は
先生にとって有益です。
なぜなら、
今からお伝えする触診方法は、
触診したい筋を
確実に触れるようになるからです。
この方法を知っていれば、
深部にある筋でも
触察できるようになります。
では早速その具体的な
触察方法についてお話しします。
重要なポイントは3つあります。
まず一つ目のポイントは、
解剖学です。
当然ですが、
解剖学がわかってないと
触診したい筋すらわかりませんから、
まずは解剖学で触診したい筋を同定し、
その走行と深さを確認して下さい。
2つ目のポイントは、
筋束レベルで筋を触察する方法です。
筋束を触察するには、
筋に対して垂直に指を置く必要があります。
そして筋束に対して垂直に動かします。
例えば筋束が上下に走行していたら
「-」このように指を置き
「↔」このように動かします。
こうすることで筋束を
触察することができます。
そして3つ目のポイントは、
触察した筋の硬化や圧痛を触知する方法です。
先ほどは直角に動かして筋束を
触知しましたが、
そのまま今度は筋に対して平行に動かし、
硬化所見や圧痛点を探ります。
先ほどと同じように例えるなら、
筋束が上下に走行していたら、
まず「↔」このように指を動かして筋を同定し、
その後その筋束にそって上下に触察し、
硬化や圧痛点を探ります。
この順序で筋を触察すれば、
触診したい筋を
確実に触れるようになります。
またこの方法を知っていれば、
深部にある筋でも
触察できるようになります。
まずは触知したい筋の走行、
深さレベルを確認してください。
追伸.
~さらに触診力を高めたい方へ~
私が触診力を鍛えるために
実際にしていた方法をお伝えします。
まずはタウンページ、
もしくは国語辞典など
紙の薄い本を用意してください。
次に自分の髪の毛を1本抜きます。
用意した本を開き、
抜いた髪の毛を置きます。
そして1ページめくります。
これで、
髪の毛のうえに紙が一枚
かぶさった状態になりましたね。
その状態で、
髪の毛の走行を指先で追います。
次にもう一枚ページをめくり、
髪の毛のうえに紙が
二枚重なった状態にします。
そして同様に髪の毛の走行を
確認します。
これを繰り返して
指先の感覚をトレーニングします。
ぜひ先生も試しみて下さいね。
では、また。
黒川
離脱患者数の減少、差別化、紹介患者数の増加、技術などでお悩みでしたら、ぜひこちらもご覧ください。
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