From：黒川 純

自宅のリビングより、、、

 

先日、東京でのセミナーを終え、
電車に乗ろうとしたときのこと。

 

東京にはあまり慣れてない。

 

いまだ東京の地理や
地下鉄はよくわからない。

 

この日もとある駅から
品川に向かうため、

地下鉄のホームで電車を
待っていました。

「ゴーーー！」

電車がホームに。

 

え？

反対側にも来た。

 

どっちに乗れば…

さすがにこの電車逃すと
帰りが遅くなると思って、

売店のおばちゃんに

「どっちが品川に行くの？」

そう聞くと、

「どっちも行けるよ」

そう親切に教えてくれた。

 

でも、どっちもOKといわれると
悩んでしまう。

いや、悩んでる時間はない。

 

とっさに先についた電車のほうに
急いで乗り込んだ。

 

その瞬間、
扉が閉まり発車。

電車に乗り込むと
すぐに岡山の電車と
違うことに気づいた。

 

なんかいい匂いがする。

「東京の電車はいい匂いがするんだ～」

そう思っていた。

 

ふと周りを見渡すと

マスク、マスク、マスク…

みんなマスクをしている。

 

確かに最近は
インフルエンザも流行っている。

とはいえ、
マスク率が高い。

 

「ん？？？」

その時、
もう一つのことに気づいた。

 

この車両…

女性しか乗ってない。

 

いや、男性も乗っているけど
私以外に2人しか乗ってない。

 

よく車両を見渡すと
【女性専用車両】

そう書いてある。

 

「え゛！」

なるほど、
だからいい匂いがしたのか。

 

いやいや、
そんなん言ってる場合じゃない。

「どうしよう…」

とはいえ、
目的地の品川駅までは2駅ほど。

 

「このまま知らぬふりして…」

と思っていたら、
次の駅に到着。

「あと1駅の辛抱だ！」

扉が開いた瞬間、
予想外のことが起きた。

 

私以外の男性2人が
ここで降りたのだ。

しかもその男性と
入れ替わりに

さらに女性が
5，6人乗ってきた。

「うわ～～～、まじか…」

私はもう顔も上げることが
できなかった。

 

恥ずかしすぎる。

 

大人になってこんなに恥ずかしい
思いをしたのは記憶にない。

 

先生は最近そんな体験
ないですか？

患者さんとの会話で
言い間違えたり、

患者さんのほうが
よく知っていたとか。

 

私は以前にゴルフで
股関節を痛めた方に

「おそらくフォームが…でね、
こうするとフォームが安定しますよ」

と教えいたのですが、

さらに、
日頃のアドバイスをするために

「普段はどんなお仕事で、
どんな作業が多いですか？」

と聞くと、

「プロゴルファーです」

そういわれて、
こっぱずかしい思いを
したことがあります。

 

もちろん、
間違ったことは言ってないので

その患者さんも
その場ですぐに動作確認をして、

さらに私にアドバイスを
求めてくださいました。

 

何か間違えたとき、
本当に間違っていると

恥ずかしくなったり
謝罪する必要があります。

 

でも、正しいことであれば
恥じることはありません。

 

ただし、
自分では正しいと思っていても
世間一般では
間違っている場合もあります。

 

施術のことでいえば、
誰にでも理解できる理論が最低限です。

間違った情報を患者さんに
提供することも
あるかもしれませんが、

予防できるに
越したことはありませんし、

後々間違いに気づいたなら
訂正しなければなりません。

 

これを中途半端にすると
患者さんからの信頼を
得ることはできません。

 

いま発していることは、
間違っていないでしょうか？

 

黒川